diamondkowarenaiのブログ

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英語を勉強する事はオワコンなのか

こんばんは。

最近ポケトーク等の翻訳ガジェットがあれば自動翻訳してくれて会話が成立するようになりましたね。また、Google翻訳機能は確かに超優秀でテキストファイルのみならず、ワードやエクセルファイルでさえかなりの精度で翻訳可能です。もはや英語の勉強なんて必要ないじゃん!英語勉強するヤツはオワコンとも一部では言われます。例えばカフェで英語を勉強しようものならツイッターで英語勉強してるヤツいるワロタ、と揶揄される事もあるようです。

英語を勉強する事は果たして本当に不要なのでしょうか、個人的にはそうは思っておりません。


心を通い合わせる事はビジネス上不可欠

日本からの技術者を通訳者を介し会議に参加、議論する事が多くありますが、打ち合わせが終わり顧客に技術者の印象を尋ねるとだいたいが印象に残っていないと言われます。通訳を介して会話をしていては、その人の良さや人となりというものは全く伝わりません。まして仕事において大事な局面を迎える商談では自分の口で伝える事が不可欠です。曲がりなりにも話そうと頑張れば先方は耳を傾けてくれます。確かに、技術者であれば専門的な知識だけを補う為に会議に参加しているのだからそもそもが英語を扱う必要が無いとする意見もあるかもしれません。ただ、100%言えるのは技術者、設計者レベルにも関わらず英語が扱えないのは日本だけだと断言できると思います。発展途上国であっても大学教育を受けていれば一般教養として誰もが身に付けております。ガジェットを利用できるケースは道を尋ねる、レストランで注文する、ホテルでのチェックインなど、予め定められた目的に限定されるでしょう。


ネットショッピングでトラブル発生!

私の妻は最近二人の子供達にNextというイギリスのファッションブランドの服を頻繁に購入していますが、先日注文から2週間経過しているのにも関わらず発送連絡も無くどうなっているのか解らない事態が発生しました。注文時のメールを妻から拝見した所、問い合わせはNext本社のイギリスの電話番号しか記載されておりません。そう、英語以外での問い合わせ手段が無かったのです。あえてそうしてるのかもしれませんね。妻は日本大好き日本人なので英語はてんでダメ、代わりに電話して問い合わせた事がありました。謝罪の後、翌日発送連絡があり、直ぐに荷物は発送され1週間後に無事届きました。

基本的には英語ネイティブの国は英語を話せない人をナメている節があります。また、アジア人である日本であれば尚更です。態々日本から英語で問い合わせがあった事に驚き慌てて商品を準備したのでしょうね。


ホテルで支配人に話しかけられる!

私は過去ANAダイヤモンドメンバーだった事がありました。当時ステイタスマッチという制度があり、ANAダイヤモンドメンバーは一年間限定でヒルトンオーナーズのダイヤモンドメンバーになる事ができたのですが、(ANAダイヤモンドとヒルトンダイヤモンドのステイタスマッチは2016年に終了済)一度チェックイン時に支配人に話しかけられた事がありました。どこの国に泊まる事が多いのか、どのホテルブランドが気に入っているのか、等の質問だったと思いますがダイヤモンドメンバーであれば当然英語が話せると思って話しかけられました。正直言ってそんな高尚な立場の人間ではないので戦々恐々としました。


英語の必要性を挙げれば枚挙にいとまがないのですが最近での出来事でした。


そもそも日本語を話せる人は世界に1.3億人しかおりません。ちなみにロシア語1.7億人、ベンガル語1.68億人で日本語という言葉としてはベンガル語よりも人口は少ないのです。

あなたが仮に外国人だとして第二外国語を学ぼうと考えた際、日本語を選択しますでしょうか。そもそも日本語を話す外国人はアニメやマンガ等日本文化に特別に興味がある、ある意味で特殊な人間で、大抵の人は日本語に興味は無いのです。

日本語というマイナーな言語を話すのは日本人だけです。


2050年頃にはAIにより耳に埋め込まれたチップにより完全同時通訳が可能になると言われていますが、私達現役世代がその恩恵を受ける事は無いでしょう。であれば、英語を勉強する事は自己投資として非常に有効な手段である事は間違いありません。

2019年1月3日セゾン投信バンガードグローバルバランスファンドの評価額を公開します

こんにちは。私が若い頃から少しずつ買い付けているセゾン投信のセゾンバンガードグローバルバランスファンドの評価額を公開します。




評価額:3232659円

損益損益合計:➕817659円


つい先日までは評価損益合計がプラス100万を超えていたんですけどね。こればかりは仕方ないです。

セゾン投信は2009年から15000円ずつ毎月買い付けています。当時は毎日評価額が下がる為、毎日がジェットコースターに乗っている気分でした。日本株もファンダメンタルズを分析しながら当時何度かチャレンジしましたが、唯一プラスになったのは機械的に買い付けていたこのセゾン投信のみでした。結局私たち素人がどれ程銘柄分析した所で群雄割拠の株式市場では勝つ事は出来ないのです。

今の下落相場なんて10年前の事を思い出せば未だ未だですよ、はっきりいってもう少し下落してしまってもOKです。

いかなる市況でもセゾン投信のような優良ファンドを買い付け続ける事で大きく資産を増やす事ができます。これはリーマンショックの時に投資を始め痛感しました。

私も引退までは愚直に積み立てする所存です。

日系企業で外国人が働く難しさ

おはようございます。


私の会社は1500人程度の中堅メーカーですが、複数人の外国人社員がいます。1,日本本社でのスタッフ系外国人、2,工場内での外国人ワーカー、3,海外現地子会社での社長含み全員が外国人4,社長やマネジメント層が日本人で総務などスタッフ系が外国人

大きくはこの4パターンに分かれると思います。

今回は1,日本本社でのスタッフ系外国人についてお話ししたいと思います。


彼女はフランス出身の方で40代前半。国際事業本部という部署で海外事業の戦略立案をしておりました。母国語であるフランス語に加えて英語、日本語に長けており、さらにはMBAも取得している才女でした。容姿端麗、語学堪能、頭脳明晰という三拍子揃った社員でした。スペックを聞くと確かに凄いですよね。この様な方はそれ程いらっしゃらないのでは無いでしょうか。

でも彼女は入社10年目にもかかわらず社内での等級は一番下、つまり名刺には何も肩書きが書かれないスタッフクラスでした。

会社には昇格試験制度というものがあり、上司から毎年推薦を受けたスタッフが筆記試験と面接試験を受ける事ができ、合格すると一段階昇格する事ができます。そうすると名刺に書かれる肩書きが変わっていきます。主任補、主任、参事補、参事といった具合です。

さて、何故彼女の様な高スペ超優秀な社員が昇格する事も出来ずに燻っているのでしょうか。


A,高スペ過ぎるグローバル人材を活かせる部署が無い。

これは会社の問題ですね、国際事業本部での海外戦略立案といった一見すると耳障りの良い仕事ですが中身は経営側から伝えられた戦略を実行していく実働部隊です。その多くは各部門との社内調整と社内営業です。自らが海外を飛び回ったり、他企業との合同セミナー、展示会への参画、顧客訪問により人脈を広げ得た様々な情報を基に戦略立案するボトムアップ型ではなく、経営側からのトップダウンとしての仕事を与えられたのです。本来ならばボトムアップ型が望ましいでしょうが、残念ながらその様な仕事はうちの会社ではありません、これはある意味日本社会の問題ではないでしょうか。難解すぎる日本語の読解力、永久に続くんじゃないかという稟議書の山、顔を立てるという必要性、また、根回しという独特の文化。

これらは外国人には理解出来ない文化です。


B,建設的な意見が言えない

これはパーソナルな問題ですね。会社への問題点が余りにも多過ぎるからか不平不満ばかりいつも口にしている。本来なら異見し討議する事は歓迎すべき事なのですが改善案が無い只の文句を言っているだけなので物事は先に進みません。あーまた言っている、というイメージになってしまいました。MBAホルダーであればディベートは最も得意とする分野だと思うのに何故だかそんな感じなのです。

10年の勤務の間に様々な部署を渡り歩いたがどの部署でも上司から評価される事がなかった。評価されていない事を自ら振り反省する事をせずに他責にしてしまう。


結果的には彼女は昨年12月に会社を去ってしまいました。新たな仕事は数十人規模の会社での海外進出サポートのようです。新天地での彼女の活躍を祈るばかりです。


日本の会社は自社社内のシステムや経営側が今までの旧態依然としたやり方を変える気がないのにグローバル化というものを外国人を雇用する事だと勘違いしている。うちの会社もはっきり言って、流行りに乗ってるに過ぎない。グローバルカンパニーと言えど9割以上が日本人で構成された組織であれば数人の外国人では只の異質な存在として扱われてしまうのです。日本人が支配している企業での解決策は外国人比率を3,4割程度まで上げる、社外取締役を外国人とする、最終的には外資メーカーに買収される、この様な抜本的な構造改革でもしないと難しいでしょうね。