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英語に再チャレンジしたきっかけ2

ダイヤモンドは砕けないです。


それまで若い頃に英会話学校には通った事がありましたが中々身に付かず挫折したまま。もう一度本格的に始めようと思い立ったのです。その当時すでに30歳を過ぎておりました。金銭的な余裕は当時全くなく、如何にお金をかけずに勉強出来るかを考え、また、何から手を付けようか悩みました。


まずはスタート地点を知らなければならないと感じ生まれて初めて受けたTOEICは345点でした。

相当なショックでしたね、理系の大学出身ではあるものの500点程度は超えると思っていたのです。

そこからお金をかけない英語勉強を少しずつスタートさせる事になります。目標は大きく800点としました。


1,ペンギンブックス🐧のリーディング

TOEICの得点別に別れており比較的薄いのですぐに読み終える事が出来ます。出来るだけ薄いものを選び読破した満足感を得れるようにしました。

この時読んだのはレインマン、ゴッドファーザー、ミザリー、マイケルジャクソン自伝など好きな映画や人物を題材としました。


2,IPodのポッドキャスト

ポッドキャストのBBC world news for children をダウンロードしておき、移動中に車内オーディオに繋いで聴いておりました。通常のBBCニュースは長いのですが、子供用なので4分程にまとめており、且つナレーターが日々変わるので色々な発音の英語に触れる事が出来ます。要点もまとまっていた事も良かったですね。

この時心がけていたのは声に出して復唱していた事です。


3,英字新聞のリーディング

30歳を過ぎていた事もあり、一般常識も同時に身に付けたい事から日経STという新聞を毎週購読しました。Japan timesにもチャレンジしましたがかなり難解です。日経STは英語学習者向けに設計されており、平準的な文章や単語で構成されて読みやすいです。


4,ディクテーション

TOEICのリスニング問題をベースに聴き取り、書き出す作業を文章が完成されるまで繰り返します。


この4つの事に絞り独学で英語学習を開始しました。この時大事にしていた事は、30分から1時間という少し足りないかと思う程度の勉強量に抑え、とにかく続けるという事でした。

古市幸雄氏の著書『1日30分を続けなさい』は非常に参考になりました。

受験生の様にいつ迄にという期限がないので社会人こそ継続して勉強する事に向いて言えます。


一年程経過すると700点を超えました。しかしここから暫くはスランプになりましたね、730点、750点、780点となり中々大台を超えません。特にリーディングが良くない、文法問題はほぼ全問正解できても長文読解が思うようには点数が伸びないのです。

参考書には、長文読解は全文読むのではなく見ろ、読み取れ、と書いてありますがそもそもそんな事が出来れば苦労はしません。私はあえて問題文は全文読み込む事にしました。その後に問題を解く事に作戦変更したのです。

また、この頃になるとある程度の文章は読める様になっておりましたので少し分厚い本、特にビジネス書と言われる分野にもチャレンジしました。とにかく単語と文章に触れる機会を増やしたのです。その後一年経過した後に810点をマークしたのです。


2年程かけて800点の壁を超えたのです。その後は点数を追いかけるTOEICという目標は卒業しました。


以下は私の個人的見解ですので参考程度に捉えて下さい。

A,メモは最小限でOK

スマートフォンでは一度調べたwordは記録できますよね、なのでノートはディクテーション以外には使いませんでした。また、無理に記憶しようとせずに読み進めます。重要な言葉は何度も出てくるので読み進める内に自然と覚えます。


B,英会話スクールは基礎力が出来てから

ある程度の英語の素養があると言われるレベル730点くらいまでは独学で勉強する事を推奨します。スクールはあくまでもアウトプットの場所です。限られた40分〜60分程の授業の中でインプット出来る情報と一人あたり発言出来る時間は限られているので、費用対効果を考え、ある程度の基礎力が付いてから実力試しとしてスクールに通う事でも良いと感じました。実際私も800点を超えてからスクールに通うようになり、劇的にアウトプットがうまく出来る様になりました。今まで溜め込んだインプットが線で結ばれる様な感覚です。

C,兎に角も継続

勉強時間は記録するようにしてました。1000時間を超えたあたりから少しずつ見える世界が変わってきます。特につらいのは必ず伸び悩む時期がある為、私は勉強時間を心の拠り所にして1000時間を超えるまでは頑張ろうと乗り切りました。

D,ペーパーバックは自分の興味のある題材を選ぶ

社会人であればビジネス書の類はお勧めです。

覚えているのはHow Starbucks saved my lifeや、Who moved my cheese、ビジネス書ではありませんがThe Holeは印象に残っています。


さて、その後どうなったかというと社内の昇格試験にまずは合格しましたね。結果云々というより継続して取り組む事が出来たという事が評価されたのだと思います。

2014年に羽田空港からASEAN諸国への直行便が運行される事になった為、大阪本社の海外営業部を東京にも東京海外営業部として新設する事になり私はそこで異動を命じられました。マレーシア、ベトナム、シンガポールを担当する事になったのです。

私は運良く英語を勉強した事でメーカー営業の花形と言われる部署へ異動となったのです。